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「他の人はどんな理由で産まないことにしたの?」
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子供が欲しくないって公言したら、まるで人間性を否定されるような驚きと心無い言葉を浴びせられたりした女性は多いです。
産む・産まないはあくまでも選択肢の1つですし、産むことが女性の幸せであるという古い価値観を押し付ける方がおかしいのですが、実際問題としてそのようなハラスメントがあるのも事実。
この記事では、子供が欲しくない女性の心理や、理由について掘り下げていきます。
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- 子供が欲しくない女性の心理
- 子供が産まれることによるデメリット
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経済的な問題
子どもを育てるにはお金がかかる、とよく言いますよね。
実際、経済的な理由によって、子どもが欲しくないと考える人は多いです。
出産後、女性は働かざるを得ない状況?
内閣府が発表している、第15回出生動向調査によると、子どもを産み終えた無職の妻が就業を希望する割合は、86.0%と高い数字を示しています。女性の社会進出がすすめられている現代では、違和感のない結果だと思うでしょう。
しかし、その理由の半数以上は、「経済的な理由」です。
さらに、子どもがほしいと思っている人でも、これ以上の子どもを望まないと考えている人は多く、その理由はやはり「経済的な理由」。
子育てや教育にお金がかかりすぎるため、これ以上の子どもを持たないと回答している女性は、56.1%でした。特に、35歳未満の若い世代の約8割が、経済的な理由をあげています。
子どもを産むことで経済的な変化は大きくなる
子どもを産んで育てるまでに、実際にどのくらいのお金がかかるのか、ピンとこないかもしれませんね。
もし、子どもが欲しくない理由として、経済的な問題をあげるのなら、具体的な金額を知っておくと良いですよ。
はじめに言っておくと、子どもを産んで育てていくのって、とても大変。思った以上にお金もかかります。
高校卒業までにかかる学習費
大学に入学するまでは、そんなにお金はかからないだろうと思っていませんか?
文部科学省による、平成28年度子供の学習費調査では、3歳から高校生までの学習費の統計が出ています。
高校卒業まで公立に通った場合の学習費の総額(目安)は5,400,716円。私立の場合(目安)は17,699,339円。
出典:文部科学省
これ、子どもが産まれた月から割って計算したとして、公立ならおよそ25,000円、私立なら82,000円くらいかかるんです。
さらに、大学進学費用のことを考えると‥・。平均的には、大学卒業までにひと月あたり10万円はかかるということです。
必要な年収額
そこで、どのくらいの年収であれば、とりあえず安心なのか気になりますよね。
総務省統計局の調査によれば、夫婦2人の生活費は月に30万円ほどかかります。
これに、学習費10万円を足して、40万円。年額480万円ってことです。
さらに、急な備えなどに必要なお金を考慮すると、手取りで500万円くらいが必要でしょう。税引き前の年収になおすと、実際は630万円くらいの収入が必要ということに。
子育てが厳しい家庭は多い
しかし、実際に年収630万円以上って、かなり厳しいですよね。夫婦二人で働いて、やっと‥・という家庭も多いでしょう。
国税庁/民間給与実態統計調査では、年収600万円を超えてる人って日本では27.6%しかいません。
キャリアを積むにつれて、夫が昇進することを期待している女性もいるでしょう。確かに、勤務年数が増えるごとに、今よりも年収はあがるかもしれません。
でも、厚労省の実質賃金上昇率を見てください。
出典:厚生労働省
全体的に、20年前の日本と比べて、賃金は下がっているんです。
つまり、自分が育ててもらった時代とは、同じじゃないということ。
これは個人の問題ではなく、日本全体に言えることですが、「いずれ給料はあがるだろう」と安易に考えることはできないということです。
家庭環境 | 生活費(月) | 生活費(年) | 必要な年収 |
2人暮らし(夫婦のみ) | 約30万円 | 約360万円 | 約450万円 |
3人暮らし(夫婦+子ども1人) | 約40万円 | 約480万円 | 約600万円 |
大学に通わせるともっとお金がかかることから、子供を作らないのも夫婦の幸せを優先した場合、選択肢の一つになります。
働くことを優先したい
女性も、男性と同様に重要なポジションで活躍する人は多いです。
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- 「仕事で成果を残したい」
- 「好きな仕事に没頭したい」
- 「叶えたい夢があって仕事をしている」
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など、仕事をとても大切に考えている人も多いでしょう。
女性なら、当然仕事と家庭との両立で悩むこともありますよね。
特に、子どもとなると、女性であるが故、妊娠や出産、育児で仕事ができない時期もあります。
正直に言うと、「子どもがいることで仕事の邪魔をされたくない」という人もいるでしょう。
産休・育休を取るとマタハラを受けることが多い
「今は育休だってきちんととれる時代なんだから、キャリアには差し支えないんじゃない?」と、言われることありませんか?
そう言う人に言いたい。
「法律ではそう。でも実際は違う」って。
確かに、労働基準法で育休の取得は認められています。しかし、実際は、妊娠・出産によってマタハラを経験し、これまでと同じように職場で活躍しにくくなる女性も多いです。
実際、厚労省による「妊娠等を理由とする不利益取扱いに関する調査の概要」によると、妊娠や出産で、マタハラを受けた女性は半数以上。
出典:厚生労働省
しかも、健康だったにもかかわらず、半数以上がマタハラを受けているんです。
具体的な内容としては、解雇や雇い止めがそれぞれ約20%。そして、退職の強要や非正規社員への転換強要が約16%。
「迷惑だ」「やめたら?」など権利を主張しづらくする発言を受けたのは、約47%。
これって、女性にとって全然やさしくない環境です。
妊娠や出産によって、女性の地位が脅かされたり、圧力によるストレスを受けたりする可能性は高いと言えますね。
男性の育休取得率は上昇傾向にあるものの低い
芸能人とかでは、産後まもなく職場復帰している人もたまに見かけますよね。
でも、これって周囲の協力なしでは無理です。
依然として、育休は女性がとるものだ、という風潮があります。もっと男性の育休取得率があがれば、と思うでしょう。
内閣府男女共同参画局のデータによると、平成29年度の育児休業取得率は、女性83.2%、男性5.14%。圧倒的に、女性が多いです。
出典:内閣府/男女共同参画局
こうした、男性優位の職場環境は、一朝一夕で変わるものではありません。
男性の育休取得率が増えているとはいえ、まだまだ5%。
こんな状況では、「仕事の邪魔をして欲しくない」と考える女性を否定できないですよね。
高齢出産のリスクを回避したい
晩婚化に伴い、高齢出産となるケースが増加していますよね。子どもが欲しくないと思う女性のなかには、高齢出産が怖いという人もいます。
高齢出産にはリスクが伴う、と言われています。
国立研究開発法人 国立成育医療研究センターは、高年妊娠におけるリスクについての調査結果を発表しています。
この調査によると、出産が高齢になればなるほど、妊娠高血圧腎症や前置胎盤などの合併症リスクが高まり、帝王切開分娩の割合も増すのだとか。
ある程度歳を重ねた女性なら、こういった自分の健康と向き合う頻度も増えるでしょう。
高齢出産のリスクを知っておくと、子どもを産めという周囲への反論としてはかなり有効です。
老後の面倒を背負わせたくない
すでに日本が世界有数の高齢社会であることは、言わずと知れた事実です。
これから自分の親の老後を考えたとき、どうしたら良いかわからないという人もいるでしょう。
今後、ますます高齢者が増えていくことが予想されるなか、子どもに老後の負担をかけたくないと考える女性もいますよね。
明らかに、日本を支える若い人が減っているのですから。
自分達の年金すら、満足にもらえるかどうか分からないと不安になる人が多いなか、これから産まれる子どもはどんな時代を生きるんだろうって考えるのは当然のことです。
7割以上が介護にストレスを感じている
厚生労働省が発表した、平成28年国民生活基礎調査を見てみましょう。
出典:厚労省/国民生活基礎調査
この調査では、介護が必要な身内がいる人のうち、どのくらいの人が家族の病気や介護にストレスを抱えているのか、明らかになっています。
実際に、介護に関するストレスを抱えているのは、男性73.6%、女性76.8%。7割を超える人々が、介護に関してストレスを感じているんですね。
ますます少子高齢化がすすむ日本で、自分の老後の面倒をかけたくないと考えるのは、何ら不思議ではありません。
理解してくれるパートナーがいれば心強い
・「孫の顔が見たい」
・「兄弟姉妹は家庭を築いたのに、あなたはいつになったら・・・」
親や友人は決して悪気が合って言っているわけではないかもしれませんが、やってることは要するに「価値観」の押しつけ。
子供を産むことが女性の幸せに直接結びつかない現代においては古い価値観ですよね。
でも、このようなことって価値観がゆえに、何を言っても反論してもわかってもらえないことが多かったり。
だって、「感情的な」ものですから。
相手に理解する気がないなら、永遠にわかってもらうことができない可能性があるのも事実。
わかってもらおうとするのに疲れたら、無理はしなくていいです。
ただ、「子供はいらない」という選択肢を共有し、世間の心無い声にさらされても支えてもらえるパートナーがいれば心強く感じるものです。
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「子供はいらないけど結婚はしたい」
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そう思ってる女性は多いはず。
その場合は相手の男性と子供を産まないという考えを事前に共有している必要がありますが、合コンや社内恋愛、習い事や社会人サークルなど、自然な出会い方では「条件」で比較することは難しいですし、あまり大っぴらに聞くことはできないですよね。
その点、マッチングアプリであれば最初から「子供の有無」の項目がプロフィールにあるので、相手と出会う前に事前に比較することが可能。
条件面が合う男性の中から好みの人を選べばいいだけですので心強い出会い方の1つとしておすすめです。
アプリは日本で1番会員数が多い[pairsテキスト]か、少し年齢層が高いけど真剣な婚活中の男性が非常に多い[omiaiテキスト]の2つがおすすめ。
他にも下記で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
[関連記事][女性向けアプリランキング]
他の婚活の仕方について知りたい方はこちら。
[関連記事]子供いらないけど結婚したい!子供欲しくない女性におすすめの婚活を紹介
子供が欲しくない女性の心理まとめ
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- 子供を産まないというのは1つの選択肢としてアリ
- 子供を育てるには経済的な負担が大きい
①年収に直すと600万以上必要 - 仕事のキャリアが犠牲になる
①マタハラを受ける
②職場復帰しにくい - 老後の負担を子供に背負わせてしまう
- 事情を全て受け入れてくれるパートナーを探そう
①条件面を比較しやすいマッチングアプリが良い
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